公共料金・携帯電話・インターネット
- 公共料金の手続きを忘れずにしましょう。
電気・ガス・水道などの公共料金の契約者が亡くなられた方の場合、契約者を変更する手続きが 必要になります。料金の支払いが亡くなられた方の口座引落しだった場合、銀行口座は凍結されて しまいますので、引落しがされず未払いになってしまいます。
また、亡くなられた方以外に住む人がいない場合は、使用中止の手続きをとりましょう。忘れて しまうと料金未払いのまま使用できなくなりますが、使用しなくても基本料金などは後々請求され てしまうので気をつけましょう。
忘れがちなのがNHKの受信料やインターネットの利用料です。携帯電話の解約と共に忘れずに解約の手続きをしましょう。
亡くなった事実を確認する書類が必要になる場合がありますので、各会社に問い合わせて確認し ながら手続きをすすめましょう。
免許証・パスポート・クレジットカード
- 免許証を思い出の品として残しておくこともできます。
免許証やパスポートは身分を証明する大切なものです。持ち主が亡くなったときはきちんと手続きをしましょう。
免許証は各都道府県で異なりますが、一般的には警察署で手続きができます。亡くなった事（日付） を確認できる書類と免許証をもって、運転免許証返納届を提出します。
パスポートも同様に市区町村の旅券窓口で返納します。
免許証やパスポートには顔写真がついていますので、故人の思い出に残しておきたいときは、手続きの際その旨を伝えると無効の処理をした上で返却してもらうこともできます。
クレジットカードは、お買い物の他にも最近では、公共料金の支払い、税金、国民年金保険料までできるので、手続きは慎重にしましょう。解約を忘れてしまうと年会費を請求される場合もありますので注意が必要です。
また、利用代金やキャッシングなどの残高が残ってしまっている場合、相続として支払う義務があります。相続財産から控除できる債務のひとつとなりますので、相続税の算出をする際には忘れないようにしましょう。