墓地を決める

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墓地の種類。

 墓地には、「寺院」「公営霊園」「民営霊園」などがあります。それぞれの特色や長所、注意すべき事などを調べてから決めましょう。
 宗派やご自宅からの所要時間、霊園内でお墓が見つけやすいかなどをチェックしましょう。また、お盆やお彼岸などの時期の交通渋滞なども考慮して、必ず見学をして決めましょう。

  • 寺院
     寺院墓地は、お墓の管理が行き届いています。また法要のあと御墓参りができることや、僧侶の供養を日常的に受けられますが、お寺を支えるため檀家になり、御布施を納めることが必要になります。また、墓地の土地が限られるためお墓の形に制限があります。
  • 公営霊園
     宗派を問わず、使用料・管理料などが割安です。しかし公募による抽選になりますので倍率は高めでしょう。生前に建てる事はほぼできず、基本的に遺骨があることが条件となっています。
  • 民営霊園
     駐車場などの設備が整っていて、明るく開放的な雰囲気の霊園が近年では多く見られます。花や緑に囲まれた霊園などもあります。宗派を問わない場合が多いですが、宗教法人が運営している場合などは、その宗派限定の場合もあります。また、法人が管理運営していますので、法人が破産、倒産する可能性も考慮に入れましょう。使用料・管理料は公営に比べ割高になります。

お墓が完成したら。

 墓地が決まり、墓石を依頼してから完成までは1〜2ヶ月程かかります。完成したら納骨式の前に「開眼供養」を行います。墓前に祭壇を設置し、読経と焼香を行います。
 納骨式は祭壇に遺影と位牌を設置し、墓石の施主が遺骨をカロートに納め、僧侶による読経と焼香を行います。

 納骨に必要なものは「遺骨」「遺影」「埋葬許可書」「印鑑」「白木位牌」「本位牌」となります。埋葬許可書は、火葬場で係員が骨壺と一緒に白木の箱に納めています。

納骨の日取りが決まったら石材店に連絡し、カロートを明ける作業や戒名、俗名、死亡年月日や享年などの彫刻を依頼しましょう。

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