危篤の知らせを受けたら地味な平服で駆けつけましょう。
危篤の知らせを受けるのは、特に親しい間柄だからです。息のあるうちに会ってほしいと家族が願うことですので、できるだけ早く駆けつけましょう。
遠方からの場合、万が一に備えて喪服の準備をしていきます。ただし家族の目にふれないように保管し、対面は地味な平服で行きましょう。
訃報をうけたら近親者は自宅へ。
訃報の知らせを受けたら、安置されている場所、通夜、葬儀・告別式の日程の他、次に伝える人 がいるかどうかの確認をします。
近親者は自宅へ駆けつけますが、その場合喪服ではなく地味な平服で弔問します。
弔問の際は「このたびは突然のことで…」などお悔やみの言葉を述べます。死因や経緯などを尋 ねることや、対面を自ら申し出ることはマナー違反です。
遺族から故人との対面をすすめられた場合、顔にかけられている白い布を遺族がはずしてくれる のを待って一礼して合掌します。このときいたわりの言葉などを述べてから下がりましょう。
通夜と葬儀・告別式への参列
通夜と葬儀・告別式どちらに参列するか迷うときは、葬儀・告別式に参列するのが正式ですが、 時間の都合がつきやすい通夜だけ参列するという人が多くなっています。故人との関係にもよりま すが、時間が許すのであれば葬儀・告別式へ参列しましょう。
通夜に参列する場合「通夜ぶるまい」の席へ誘われたら遠慮することなく席につきましょう。お 酒の度を越して笑い声を立てたりせず静かに故人を偲びましょう。
葬儀は宗教的儀式、告別式は故人に別れを告げる社会的儀式です。葬儀・告別式が終わり出棺ま で見送るのが故人にや遺族に対する礼儀ですので、霊柩車を見送りその後しずかに退出します。
仕事や家庭の都合、あるいは遠方のため弔問に行けないときは、香典を会葬できる人に託します。もしくは弔電や供物、供花などで弔意を伝え後日お参りに伺ったり、お悔やみの手紙とともに香典を郵送するなどしてもよいでしょう。郵送する場合、不祝儀袋だけを送るのは失礼にあたりますので必ずお悔やみのお手紙を同封しましょう。
家族葬などで供物や供花を辞退している場合もあるので事前に確認しましょう。