数珠の選び方・扱い方

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略式の数珠が一般的。

 宗派別の本式数珠と、略式数珠があります。現在市販されている数珠の多くは略式のものになります。本来は人間の煩悩の数とされている108個珠を使った長い数珠(宗派によって異なります)を使います。ご自身の宗派の正式なお念珠を持つべきですが、昨今では万能型で宗派を問わない略式を選ぶ傾向にあります。
 他宗派の葬儀に会葬する場合、ご自身の宗派の念珠は使わず略式のものを使うのが無難です。

 数珠は本来持ち主と仏様を結ぶ縁をもたらすとされています。またその人の身代わりにもなるとも言われています。葬儀に参列する機会など少ないでしょうから、ご家族のものをお使いになられる方もおられますが、常識的にも成人のマナーのひとつとしてご用意されることをお勧めします。

珠には水晶や翡翠、瑪瑙、オニキス、などの石や紫檀、黒檀などの木、もしくは菩提樹の実などが使われます。また房は長いものが一般的です。
 珠や房の色や形状は宗派による決まりはありません。長く使うものですからご自身の気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
 最近ではガーネットやアメジストなど誕生石で選ぶ方や、ご自身のラッキーカラーをお使いになられる方もいらっしゃいます。

数珠の扱い方。

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